介護福祉士という資格

「介護福祉士」は介護を行う人のことを言い、また資格を持った介護を行うひとを言うとあります。
法律で定められた社会福祉士及び介護福祉士法により定められた介護を職業でする社会福祉業務を行う人の国家資格です。
特別養護老人ホーム・介護老人保健施設・病院・デイケアセンター
地域包括支援センター・訪問介護・障害福祉サービス事業所などの福祉施設で主に働いています。

業務内容の苛酷さから職を離れる場合の多く、
少し前の調べでは介護職員やホームヘルパーの離職率21.6%で労働者離職率の5.4%も多いことが分かました。
国の法律で介護に携わる人の資格を介護福祉士一本に絞ろうとしています。
各都道府県の認定資格である「介護職員初任者研修」修了者にはたくさんの需要があるのですが、
勤務条件などから福祉の仕事に就かない人も多く、各地域とも人集めに苦労しています。

近頃介護福祉士の処遇改善により介護報酬の引き上げや資格を一本化する策として
「サービス提供体制強化加算」を出しました。
これは介護保険利用の一環として利用者の自己負担1割に組み込まれ、
介護福祉士が多い事業所は利用料が高いため敬遠されています。
介護業務は訪問介護員2級から行えるため、利用料を低く抑えたい事業所から介護福祉士資格者が敬遠傾向にあります。

介護福祉士の資格取得するには、平成26年度中であれば厚生労働大臣の指定する養成施設で勉強し名簿に登録。
また介護実務経験3年以上、実働日数が540日以上で実務者研修を終了し、
介護福祉士国家試験に合格して名簿登録すること(但しこれには条件があります)とあります。

さらなる方法として、高等学校または中等教育学校において福祉に関する所定の教科目及び、
単位数を習得し卒業して介護福祉士国家試験に合格し登録名簿に登録することとあります。

苛酷な仕事のため離職率も高く、
かといって現状としては需要が多いため海外から有資格者の受け入れも視野にいれるよう検討中との話しも出ています。

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